こんにちは。先月、2週間ほどパリへ行ってました。滞在中は制作+ワークショップ+展示などメニューが多くてバタバタと忙しく、ほとんどホテルに缶詰。コメを買ってホテルで調理して、「やっぱコメはいいわ」とか言ったり。Skypeで日本と打合せしたり、iPhone4を借りたのでいつでもどこでもTwitter見れたり、道にも電車にも迷わなかったりと、 正直自分がどこにいるのかアヤフヤになってきた。そういう時代ですね。 展示の仕込みが終わって、空いた午後をどう潰そうかと考えていたら、「Paris Manga」(http://www.parismanga.fr/) なるイベントを教えてもらった。日本のマンガを中心にしたフランス版コミケみたいなものかな? と思い、ふらっと行ってみることに。電車に30分ほど乗ると、会場近くの駅に着いた。コミケほど人が多くはないけど、駅の時点ですでにコスプレイヤーがちらほら。とりあえず悟空(スーパーサイヤ人)に付いて歩くと、いつもまにかコスプレだらけに。みんなで道端に座ってメシとか食ってるファンタジーな日常風景。会場はドでかいイベントホール。入ってすぐの出展ブースの辺りは、ラッシュ並みの混雑で大盛況だ。売ってるものはただのアニメ系グッズで、同人誌とかではない。ブースを過ぎると、ダダっ広いスペースが現れ、こっちではゲーム、こっちではステージ、こっちではカラオケ、などなど複数の催し物が開催されている。とにかくコスプレ比率が高く、仮装パーティのノリだ。しかも、みんな西洋人なので、スタイルとか顔の濃さがアニメに近く、まるで本物みたいだ。そして、こういう系のイベントで日本と決定的に違うのが、盛り上がり過ぎなのだ! そこら中から雄叫びや歓声が上がり、DDR系のゲームの後ろのプレイヤーまで勝手に踊ってるわ、カラオケコーナーでは字幕に合わせてみんなで日本語で熱唱(しかもほぼ全員オンチ)、FreeHugとコスプレが合体した謎の集団が定期的に絶叫しながら集団で走り抜けるという、一瞬暴動かと思うようなシーンがあったり。普通に超楽しいんだけど、これらが全部日本の漫画とかアニメとかの影響で生まれたんだと思うと、感慨深かった。こんな変態文化を生み出した責任は重大だからな、日本よ!! そして、ポケモンのムービーに向かって熱唱してるパリっ子たちを見て、自分がどこにいるのか、ますますわからなくなってきたのでした。。。